2014年11月18日撮影
◆別名:
宮山城
◆所在:
常滑市青海町5丁目
◆交通:
国道155号線を南に下って行き、知多市と常滑市の境となる矢田川にかかる橋を渡って1キロ弱進むと堀田の交差点があるので、交差点を東に入ると道路の南側に駐車場がある。駐車場の脇には階段があり、登った先が郭となっている。
また、堀田の交差点より一つ南には青海山団地西の交差点があり、そこを登って行くと本丸すぐ東側の住宅地にも専用の駐車場があるが、こちらは判りにくい。
◆歴史:
南北朝時代に三河守護の一色範氏の息子である範光が築いたのが最初とされる。応仁の乱で一色氏は勢力を衰退させ、土岐氏の家臣である佐治氏が入城して400年近く支配する事となった。
三代目の佐治信方は織田信長の妹である於犬の方を妻として信長に協力。四代の一成は信長の姪である於督(於江:後に徳川秀忠に再嫁し徳川家光を産む)を妻としたが、豊臣秀吉と敵対して追放され、信長の弟である織田有楽斉長益が入場したが、水利の悪さから北西に大草城を築いて移ったため廃城となった。
◆現在:
青海山を北側から見ると、天守閣を模した展望台が木々の間より見る事ができ、夜間はライトで照らされている。二の丸は児童公園になっているが、周囲の郭や本丸南側の空堀などが残されている。
大河ドラマ於江が放映された当時、看板などが整備されたが、数年が経ち各所に劣化が見られる。
展望台の中は佐治氏の歴史などがパネルに掲げられており、最上階からは大草城を見る事ができる。
西側の堀跡から展望台を仰ぎ見る。
城山にある駐車場にある看板。