◆所在:
大府市横根町寺田
◆交通:
国道155号線と国道366号線が交わる惣作の交差点を西(155号線)へ向かい、700m程進んだ所にある池下と言う三叉路の信号交差点を北東へ入ると、右手に跡地がある
◆歴史:
南北朝時代に豊後国の本多助定が足利将軍より戦功として横根の土地を賜り、城館を築いたのが始まりとされる。戦国時代には緒川城を中心に知多を治めていた水野信元の配下で、横根城から大脇城を中心に勢力を広げた梶川五左衛門秀盛が城を築いたが、後に成岩城に移り廃城となった。
秀盛の兄は梶川高秀で、桶狭間の合戦では織田信長の配下として、鳴海城を囲む砦の一つである中島砦を守備した人物であり、高秀の息子である高盛は楽田城主になり、後に奥城を築いた人物で、勇猛な一族であったと思われる。
◆現在:
城跡は畑となっており、遺構などは存在しない。
道路の向かいは大府市民体育館の駐車場がある。