◆別名:
佐分利古城
◆所在:
知多市佐布里字竹ヶ鼻(佐布里ダム記念館)
◆交通:
国道155号線バイパス(西知多産業道路)を名古屋方面から南下し、寺本ICで下車。
4キロ先の消防署手前の交差点を右折して県道252号線に入り、600m程進むと2車線あった道路のセンターラインが無くなる。
センターラインが無くなった先の四つ角を右折して400m程進むと、左側に佐布里ダム記念館がある。
◆歴史:
佐布里地区には2つの城が存在していたと言われている。
こちらの佐布里城Aは、承久年間に大庭氏が築き、明和年間には平朝臣宗宣が在城したとなっている。
平宗宣は和歌にもすぐれた人物であったと思われ、新古今和歌集には
ながきよの ためしなるかなしきしまや やまとみことの ゆくすゑのはる
の歌が収録されており、佐布里保育園の南に立っている後鳥羽上皇の勅願寺の雨宝山如意寺に鰐ロを寄進したとも伝わっている。
ダム記念館の北側の山には佐布里城Bがあり、位置関係だけで言えばAは居館、Bは詰城のような関係だったと想像される。
◆現在:
ダム記念館となっており、敷地内に碑が立てられている。